6/1の弦楽四重奏初演、無事に終わりました。大変なプログラムのなか熱演してくださった演奏家の方々、そして素晴らしい指揮で導いてくださった安良岡章夫先生に本当に感謝しています。また、このコンサートの実現にはたくさんの方のご尽力があり、おひとりおひとりに感謝申し上げます。
とても難しい(「凝縮」と言われた)作品で、最後まで実のところハラハラでした。これも意図通りながら、こんなに初演の本番前に緊張したのははじめてかもしれません。しかし1音ならされたとたんにそれは吹き飛びました。
その前の4月のトリオ初演は作曲の苦労に比べてあまりな内容、奏者たちの頑張りも報われない失敗に終わり、作曲なんてやめたほうがいいと思いました。今回は、その作品への「捧げもの」になったのかもしれません。君の犠牲は無駄じゃなかった・・かな。
聴いてくださった方々から、これまた素敵な感想をいただいて、「この曲ってそういう曲だったんだ」と気づかされています。作曲家廃業の危機から立ち直り、そして待ち望んだ6月2日・・作曲中心の3か月を終え、晴れて初演の翌日!当分こんなつらいのやだよー(さっそく弱気になる)。