4月とはいえ日本のような春は当分先であるミュンヘン。暖かくなったなぁと思えば数日後には氷が空から降ってくるし今日も風が冷たい。
でも、木々の緑がひょっこり見えてきて景色は春、そして「食」の春といえばシュパーゲル。
グリーンアスパラは日本でもおなじみ。白アスパラ(シュパーゲル)は日本にいるときは苦手で・・・ドイツで本物のシュパーゲルを食べたときは目からうろこ状態。こんなに美味しいものとは知らず、短い間の春だけに食べられるシュパーゲルは毎年の楽しみです。
さっそくとあるデパ地下へ。
売れているギリシャ産の安~いシュパーゲルを手に取ったら、横にいたおばあさんが「これはよくない、美味しくないわよ。美味しいシュパーゲルはねぇ・・・」と選び方を親切に教えてくれました。ギリシャ産の横にあったキロ19.90 euro(!!! )のシュパーゲルを勧められ手にとって量りで計算したところ(ドイツでは野菜を自分で好きな量をとって量りで計算→会計)、たった5本ほどで6 euro弱!!!!
たしかにギリシャ産と違って真っ白でまっすぐ伸びていてとてもきれいなシュパーゲル。食べたらさぞかし美味しかろう・・・でも、とてもこの値段では買えないとあきらめ家路へ。
その一週間後、あまりにも売れなかったのか半額に。さすがに鮮度は少々落ちてはいたものの、探せばいいシュパーゲルがあり、目が血眼になるほど(とまではいかない)探しましたよ~。それが上の写真。お味は食べることに集中して無言になるほど美味しくて(太いものは特に甘みが増して美味)、今年初のシュパーゲルを食しました。
調理法は深いお鍋で茹でる、とよく聞きますがうちではホイル焼き(味付けは全く何もせず)。T&Gに調理法を聞いたところやはり彼らも茹でず、蒸す調理法でした。添えるものはジャガイモ、そして生ハムもいいけどサーモンも美味しいよ!と美食家らしいお二人のご意見。もちろん白ワインもいいけどロゼもいいそうです。第2回目のシュパーゲルは今晩。早速、ジャガイモとサーモンを添えてみましょう!