年末に広島に行ったとき「G7ねえ、総理の地元開催でしょハイハイ」なんて気分でその看板を眺めていたのですが、すいませんでした。歴史を目前にするというのはこういうことなのか。いろいろすごかった。
自分ができることとは。日頃相対す学生たちの気の抜けきった顔をひっぱたきたくなりますが、自分だって仕事や家のことに追われて、とか言い訳がましい。人のことはまるで言えない。言えないが、たとえば、ゼレンスキー大統領への質疑応答の際のあの記者は何なんだ。平和、戦争反対、だけ言っていれば現実に平和でいられる時代ではないだろう。現に
侵略に対して戦っている人に・・。
過去の歴史を考えても、大音楽家たちの生きてきた時代が戦争ばかりなことにびっくりする。ともかく、今週の国立音大でのベートーヴェン講義2週目は、自分と学生をひっぱたかなくてはならない。
「だれかれの容赦はない、ごくお手柔らかな拳骨をおみまい申そう」(シューマン、ベートーヴェンの作品129について)