プレゼンテーション2015終了。
大石将紀さんと末永匡さんの素晴らしい演奏!スタイリッシュな中に強い官能を秘める大石さんのサックスと、熱い表出の奥底に絶対零度の領域を持つ末永さんのピアノの共演が聴けただけで、この機会(と曲)の甲斐があったと実感。曲は、断片の集積でしかなかったけれど、個人的にはやりたいことの入り口には到達していたな、と思えました。それも演奏のおかげです。というか、2人で演奏会をしてほしい。
サクソフォーンとの出会いが、大石さんとの出会いだったことは本当にラッキーでした。サックスの持つ強い遠近感、それが空間だけでなく時間にも強く感じられると気づかされたときに、この曲はようやく形をとりました。末永くんのピアノは、いつもながらすごい・・はっきりいって助けられっぱなしでした。彼のバッハは、演奏会中で最も特別な時間となりました。
末永氏のブログに載せてもらっています。
こちら今回は自分の演奏はなかったこともあり、落ち着いて演奏会を聴くことができました。お客様に恵まれ、ホールもよく、内容もそれぞれに充実していてよいコンサートだったなあ、なんて自画自賛で終了しているようでは甘いですか。がんばります。