教員室。「カト~ク~ン、今度ドイツ語しかしゃべれない生徒さんが入って、和声のクラスに入ってもらったから。カト~クンちょうどいてくれてよかった~じゃよろしく~」と、いつもに増してにこやかな主任と教務。
・・ええと、ドイツでMusiktheorie習ってないし。ドイツ語で連続五度ってなんていうの?
4月になって少しドイツ語を復習しようと教科書を引っ張り出した矢先にこのお話。なんでいつもこうなのか・・これまで授業はしゃべり倒すのを旨としてきたけど、新しいやり方を考えなくちゃ。
しかも、今年の分析の授業のテーマはメンデルスゾーン。前に引用した文にもあるように、彼の音楽を「語る」のに物語は通用しない。自分でもハードル高いなあと思っていたのだが・・。
結局、大学で一番勉強するのは学生じゃなくて教員ってことか。