年1回のペースになっている1966quartetのCDへの編曲、今年のテーマはマイケル・ジャクソンでした。
はっきりいってよく知らないし、ドイツにいる頃にマイケルが亡くなったのがやたら大ニュースになっていて、コンタルスキー先生と「マイケル、何がいいの?」「ぼくもわかりません」などと話したのが思い出されます。
今回、集中的に取り組んでみて、マイケルのカリスマを中心とした一種の「総合芸術」にインパクトを受けました。世界観と映像、そしてあのダンス!それに対して、純粋に音楽だけ取り出すと、これまでのビートルズ、クイーンに比べて弱い印象を受けました。
さあ困った編曲・・ムリ・・という感じでしたが、ビートルズ・クイーンと並べたコンサート(12月1日王子ホール)で聴いてみると、何だかんだこちらも成長しているものだな、と思いました。
何より演奏の4人がそれぞれ成長していました。弦楽器の3人は2時間分全暗譜!感謝。
クラシック奏者が別ジャンルに顔を出して、後になって後悔していたり、実はクラシックがやりたかった・・とか言っているのを見るけれど、どんな音楽であっても全力で向かえば、後できっといいことがあると思うのだけれど。
ハンブルクの歓楽街でピアノを弾いていたブラームス。
「そんな仕事のあと、靴を磨いているときに最高のメロディーが浮かんだりするんだよ」
1966quartet: Michael Jackson Classics