ロストック在住2年目にして初めてこの街の劇場へ行ってきました。今回は
ここのオーケストラの演奏会。会場は旧東ドイツのデザインという感じでどこか懐かしく、タイムスリップしたような感覚になりました。ホール入り口のドアに立っているおばちゃんもそんな感じだったし・・・
プログラムは以下のとおり。
Sergej Rachmaninow
Symphonische taenze op.45
- Pause -
Ludwig van Beethoven
Konzert fuer Klavier und Orchester Nr.5 Es-Dur op.73
SOLIST
Seymour Lipkin, Klavier
DIRIGENT
Peter Leonard
ピアニスト、
Seymour Lipkinはゼルキン、そしてホルショフスキーの弟子。登場したとき思わずコンタルスキー氏を思い出してしまったくらいのご老体、70歳は軽く超えているのでは。
しかし演奏はおじいちゃんとは思えないくらい楽々と、音はとても若々しい!ピアニシモの音は特に素晴らしく、聴衆が吸い込まれていくのがよくわかりました。
おじいちゃんピアニストに弱い私たち2人、はるばるアメリカからこんなドイツの北までやってきたピアニストに感銘いたしました。カーテンコールは5、6回ぐらいあったでしょうか、アンコールの手拍子が鳴り止まなかったので彼が1曲だけ演奏。それはショパンのノクターン op.15-2。
彼は明日、学校でワークショップが開かれるそうなので是非、足を運ぼうと思っています。間近で弾いている姿、そしてもう一度聴くために。