シュレスヴィッヒ=ホルシュタイン音楽祭 マルタ・アルゲリッチ&リーリャ・ジルベルシュテインの演奏会を聴いてきました。プログラムは以下のとおり。
Mozart : Sonate D-Dur KV 381 fuer klavier zu vier Haenden
Ravel : Ma mere l' oye fuer Klavier zu vier Haenden
Rachmaninoff : Sechs Stuecke op.11 fuer Klavier zu vier Haenden
Pause
Brahmas : Sonate fuer zwei Klaviere f-Moll op.34b
この日はザルツブルクから夜行でロストックへ帰ってきてさらにふたたび電車に乗ってリューベックへ、という強行スケジュール。休憩中にワインを飲んでしまったせいか?私(♀)、ブラームスの終楽章で完全に寝てしまい全く覚えてません。こういうことは初めてで自分でも驚いたけれど、こうなってしまった理由は他にもあるわけで・・・
①ホールがひどい。
リューベックのMusik- und Kongresshalle(音楽と会議ホール)というところだったのだけど、名前の通りの多目的ホールで、豪華な体育館という感じ。いい席だったのに音も姿も遠かった。
②で、演奏も・・・
アルゲリッチといえばいうまでもなく大ピアニストで、デュオ奏者にもファンが多い(「さま」付けで呼ぶ人まで)。確かに何かすごい。彼女を聞きに(見に?)行くというなら満足だろうけど、デュオとしてはどうなんだろう(日本公演のフレイレとはよかったのかな)。テンポは酩酊するようだったし(だから相方が寝ちゃったのかも)、歌も即興的で、おもしろいけどよくわかんなかった。つまり、全く心まで届いてこなかった。
それにしてもこの2人、歩き方も体形もそっくりでした・・・
本当のピアノデュオはこんなんじゃないぞー!という気持ちで聞いておりました。もちろん観客の皆さんはデュオではなくてアルゲリッチを見にきたんでしょうけど・・・(うちらもその2人)。