9時間休みなし×2日連続のピアノデュオレッスン。もし教えるのがピアノソロや作曲ならそもそもそんな長い時間を到底耐えられないはずで、やっぱりピアノデュオが好きなんだなあ・・と自分でも呆れ気味。どんなに不調でもデュオのレッスンになると急に元気になられたコンタルスキー先生を思い出す。
いまは桐朋で13組のデュオを担当していて、そのどれも演奏・意識ともにレベルが高い。まず、真面目。それに比べ自分たちのあの頃といったら・・すいません野本先生。次のレッスンいつですか?じゃなくて「次の飲み会いつですか?」と聞いてたことをいまだに先生にいわれる始末。
レッスン最後の組はショパンのロンド。私たちがドイツへ行ってはじめて取り組んだ曲のひとつで、あのEs-Durの中間部を聴くと浮かんでくるいろいろな情景。あれから10年・・その頃の自分は、今の自分なんて全く想像できていなかったし、今も、これから10年後なんて想像できない。今がんばっているみんなに、楽しい10年後が待っているといいなと思う。
レッスン終了。じゃあ試験がんばってねーというと「先生もう一回レッスンお願いします」、とか!(もういいんじゃない?・・ともいえず)次は12時間超の予定・・まあ飲みに誘われないのは、こちらの不徳の致すところか。本当にいい先生方(とお酒)に恵まれて、その幸運を少しでも若い人たちに返したいと決意を新たにした37さい1日目。