少し前の話。ピアニスト末永匡氏にお招きいただき、彼が
東工大で行っている講義「ピアノによる音の創造」へ森山智宏氏とともにお邪魔してきました。
新鮮だったのは学生の「男女比」!桐朋を反転させた感じ?授業がこんな男で埋め尽くされるのは・・こちらは男声合唱くらいだったな(あたりまえか)。
末永氏と森山氏はぼくが最も信頼する同世代の音楽家たち、この2人を結び付けられたとしたら、よかったと心から思いました。東工大のえらい先生もいっていました「これからはコラボ」。
彼らと話を重ねながら、考えることの大切さ、伝えることの大切さを強く感じました。その上で、授業の最後に末永氏の弾いた「トロイメライ」を非常に集中した学生たちとともに聴くとき、言葉を越えた音楽の素晴らしさを思います。
末永くん、ありがとう!
で、ぼくも真似をして、先日、桐朋の夏期講習の楽典授業でトロイメライを弾いてみた(楽典の視点での分析はした)。音楽への希望と不安が入りまじった受験生たちなら、もしかしたら東工大生のように純粋に聴いてくれるかもしれない・・なーんて、ぼくのピアノじゃ危ういか。
そういえば、桐朋(大学)は後期から調布へ引っ越すのですが、お隣は電通大、これまた理系の大学で男女比が逆。電通大生は「(ほぼ)女子大が引っ越してくるぞ!」とウキウキだか戦々恐々だかしているとのことで、何か交流が生まれたらよいね。音大女子よ、音楽の男だけじゃなく外を見よう!