数年前、ソロ作品を初演したときに、友人に「この曲にはWunder(奇跡、不思議なこと)がない」と酷評され、絶句、まあはっきりいってカチンと来たことがあった。
その時、作曲者として瞬発的に思ったのは「Wunderを生むのは奏者!」ということ。その奏者氏はゲネプロの時はそれは素晴らしかったのだ。しかし本番、何故か暗譜をしてくれていて、そして何だか怪しくなり・・作曲者からしたら十分な演奏で感謝だったけれど、確かに本番はWunderに欠け、直前に失恋したのも影響したとかしないとか。もちろん曲の問題は十分承知の上。
編曲をやっていても、「編曲がよかった」「わるかった」と言われても・・と思うことがある。よければ奏者のおかげだし、悪ければ奏者のせい・・というのはひどいかもしれないけれど、実はそう思っている。悪い編曲なら弾かなければよく、奏者が自分で変えるとか、いろいろある。
・・ということを思い出しつつ、1月22日に現代音楽の演奏会があります。
現音・特別音楽展2011
「新しい音楽のカタチ 軌跡と未来 2Daysコンサート」演奏するのは、どれもそれぞれの世界をもつ4曲。
五線譜にくっついた音符たちが自由に飛び立つかのように、弾きたいものです。