2月6日のムジカーザでの演奏会は盛況のうちに終えることができました。ご来場の皆さま、前日の雪が残るなかお越しくださいましてありがとうございました。
シューベルトは私たちにとって最も大切な作曲家です。今回、いろいろな方に背中を押していただくかたちでシューベルトと向き合うシリーズをはじめることができ、とても大きな一歩だったと思います(次回も準備中です)。
そしてメシアン《世の終わりのための四重奏曲》。当初予定だったヴァイオリンの武田さんがどうしてもご参加できなくなり、かわりに間近で引き受けてくださった読響コンサートマスターの戸原直さんに本当に助けられました。そして、その素晴らしいクラリネットの演奏が驚きの波紋を広げていた同じく読響首席奏者の中舘壮志さん、何より彼らとつなげてくださったわれらがむろじーことチェロの室野良史さんに心から感謝申し上げます。おかげさまでたくさん来てくれていた若い世代にメシアンブームが発生したようです。
どうしてシューベルトにメシアンなのか。そもそも今回はプログラムノートもなく、知らない人にはまるでわからない作品情報。謎が謎をよぶプログラムは、個人的にはよかったんじゃないかな・・と思っています。雪のなか、冷たい冬の空気のなかの音楽に感じるところがあった気がします。